こたえ:においを確実にかいだり、体温を調節したりするためです。 イヌの鼻をさわると、ぬれて「ひやっ」と冷たく感じることがあります。 わたしたちヒトの鼻はかわいていますから、ふしぎに感じますね。
犬 鼻 濡れてるのはなぜ?
犬の鼻を濡らしている水分は、涙と汗のような分泌物が混ざり合った成分で、目の表面を保護するために分泌される涙が鼻の奥に流れ、鼻の奥にある外側鼻腺という器官から出ている、人間の汗のような分泌液と混ざり合ったものです。
犬 鼻いつもより濡れてる?
犬の鼻は涙腺や鼻の中にある腺からの分泌液によっていつも湿っていますが、これにはふたつの理由があります。 まず、鼻が湿っていることで空気中の匂いの分子を吸着しやすくし、嗅覚に役立てています。 また、犬は体温調節が苦手なので、体温が上がると分泌液が増え、鼻から熱を逃がして体温を下げる働きもあるのです。
犬の鼻はなぜいいのか?
しかも、鼻に集中しているにおいを感じる神経(しんけい)も、人間よりかなり多くあります。 それで、イヌは非常に敏感(びんかん)ににおいを感じることができるというわけです。 とくに鼻のいいイヌで実験をしたところ、4日前に人がのこした足あとのにおいを160Kmも追いかけることができたそうです。
犬が鼻を鳴らすのはなぜ?
犬が「クーン」と鼻を鳴らすのは、甘えたいときや寂しいとき、叱られた後などです。 子犬の時期に多いですが、成犬になってからでも飼い主さんに甘えたいときなどに鳴くことがあります。