つまり、「内痔核」は「歯状線の奥の柔らかい粘膜が脱出してくるタイプの痔核」であり、「外痔核」は「外側のかたい皮膚が出っ張ってくるタイプの痔核」です。 内痔核の発生する直腸粘膜には神経がないので、内痔核があっても痛みはありません。 一方、外痔核が発生する肛門上皮には痛覚があり、激しい痛みを伴うことがあります。
外痔核 どうすれば?
血栓性外痔核は、肛門の外側が腫れているので押し込んでも中には入りません。 そーっとして、おしりに負担をかけないことが大切です。 排便のときの注意点として、「急がない」「我慢しない」を心掛けましょう。 アルコールや刺激のある食べ物を控え、激しいスポーツをさけるなど、肛門にかかる負担を減らしましょう。
外痔核 どんな?
外痔核とは肛門外縁に「血栓(血の塊)による腫瘤(しこり)」をつくったものです。 原因は硬い便や太い便、長時間の立ちっぱなし、座りっぱなしなどで、肛門の縁の血管が破けて血栓(血の塊)ができます。 症状は突然の肛門部の腫れ(しこり)と痛みで、2週間程度で腫れはひきます。
ボラギノール どっち?
ボラギノールシリーズには大きく分けてA、M、内服薬と3種類の製品があります。 AとMの違いはステロイドを含むか否かです。 はれ、出血にもしっかり効かせたい方はAを選ぶようにしましょう。 また、AとMが患部に直接効かせる薬なのにたいし、内服薬は生薬を主成分とし、体の内側から痛み、出血、はれ、かゆみを改善する薬です。
切れ痔 座薬 軟膏 どっち?
軟膏は、塗布して使うため肛門の内側にできる内痔核には使えず、きれ痔や肛門の外側にできる外痔核に使われます。 一方、坐薬は肛門の外側にできる外痔核には使えず、主に肛門の内側にできる内痔核に使われます。 注入軟膏は、いぼ痔でもきれ痔でも、中でも外でも、どちらでも使えるためとても便利です。