そして認知症の方が同じ話を繰り返すのは記憶障害や見当識障害が原因となり起こります。 記憶障害によって自分の話したことを忘れ、見当識障害によっては自分の置かれている状況が分からなくなることで同じ話を繰り返します。
何度も同じ話をする 認知症?
認知症で「同じことを何度も聞いてくる」のは、記憶障害や見当識障害によるものです。 ほんの数分前の話さえ、完全に記憶から消えた状態。 もの忘れとは違って、少しも覚えていないのです。 部分的に前後の記憶が分断された状態になるために、ひと繋がりの流れのなかで自分が置かれた状況を把握することができなくなります。
認知症 会話が成り立たない なぜ?
認知症になって脳の機能が低下すると、会話をしなくなることがあります。 引きこもりがちになることで、さらに会話する機会が減ってしまうことも。 会話の量が増えれば脳が活性化され、認知機能にもいい影響を及ぼします。 さまざまな人と交流することで、生活にハリが出て、気持ちも明るくなります。
認知症の人の最期はどうなる?
認知症末期になると認知機能の低下に加え、自発性や意欲の著しい低下がみられます。 たとえば「ごはんを食べていない」と思っても、それを訴えることすら困難です。 記憶力や判断力はますます低下し、家族の顔や名前を認識できなくなります。 感情もあらわれにくくなり「話しかけても反応しない」ことも多くなるでしょう。
認知症 何を言ってるのかわからない?
認知症の方の介護にあたっていると、「何を言いたいのかわからない」ということがあります。 伝える言葉が見つからず、考えていることも混乱しているので、話が意味をなさないことも多いのです。 そのようなときは、言葉ではなく、「感情」を受け止めるようにしてみてください。