痛みがある状態で、無理に練習を続けてしまい疲労骨折の発見が遅れると、骨折が治りにくい「難治性骨折」や「偽関節」となる場合があります。 手術が必要となる場合もありますので注意が必要です。
疲労骨折 どうなる?
疲労骨折が厄介なのは、痛みがあっても運動を続けられる点です。 最初のうちは骨にわずかな亀裂が入った程度でも、無理してプレーを続けていると、やがて完全な骨折に至ります。 ケガが原因で起こる外傷骨折と違って、強い痛みや皮下出血、大きな腫れを伴うことはないものの、運動しているときや圧迫したときに痛みを感じることが多いです。
疲労骨折 ほっとくとどうなる?
疲労骨折を放置していると症状が進行し、治療期間が長くなります。 当院は、スポーツ整形外科も担当している医師が診察をする月曜・水曜・木曜・金曜に相談する方法もありますので、お気軽にご相談ください。 一般的に骨折箇所をギプスで固定するケースは少なく、痛くなければウォーキングや筋力トレーニングなどを行うことも可能です。
疲労骨折 どういう状態?
疲労骨折とは、1回の大きな外傷でおこる通常の骨折とは異なり、骨の同じ部位に繰り返し加わる小さな力によって、骨にひびがはいったり、ひびが進んで完全な骨折に至った状態をいいます。 丈夫な針金でも繰り返し折り曲げ続けると折損してしまうのと似ています。
疲労骨折 どうやったらわかる?
診察を行い、疲労骨折の可能性が高ければエックス線検査やMRI検査を行う。 ただし、エックス線では初期の疲労骨折は判別がつかないケースもあり、間隔をあけて複数回検査する必要がある。 このため、早期に判断する手段としてはMRI検査のほうが有効となる。 また、早期発見の検査としては、骨シンチグラフィーを行うことも考えられる。