何がわかるか-----基礎知識 尿の中の赤血球、白血球などの細胞や結晶、細菌などを調べます。 尿を遠心器で回し、成分を沈殿させて、それを顕微鏡で調べます。 正常では、これらの成分はほとんどみられません。 これらの成分が増加しているときは、腎炎、腎臓や尿路の感染、腫瘍、結石などを疑ってさらに詳しく調べます。
尿蛋白で何がわかる?
尿検査では、尿蛋白が陽性かどうかをみて、腎臓病があるかどうかを確認します。 蛋白尿とは、腎臓や膀胱など泌尿器系の臓器にダメージがあり、尿中に異常な量のタンパク質が検出されることを指します。 ちなみに、蛋白尿と尿蛋白という言い方があります。 その違いは、蛋白の出ている尿は蛋白尿、尿中に含まれる蛋白が尿蛋白になります。
尿蛋白 プラスだとどうなる?
尿蛋白が多い場合は、腎臓病の可能性があるため、腎臓内科を受診してください。 尿蛋白と尿潜血が同時に出ている場合も、腎臓病の可能性高いです。 尿潜血が多い場合は、結石や癌の可能性もあるため、泌尿器科を受診してください。
尿ケトン体 何がわかる?
ケトン体で何がわかるの? 血糖値が高い場合、まずは尿のケトン体の有無をチェックし、代謝異常がないかを見ます。 簡易的な試験紙であるケトスティックスを使用すると早期に確認できるので血糖値とともに結果を報告します。 しかし、ケトスティックスではケトン体の主要成分である3-ヒドロキシ酪酸に反応しないため確定診断はできません。
尿検査で蛋白が出るのはなぜ?
体に必要な物質であるたんぱく質は通常ほとんどろ過されず、ろ過されたものも再び体内に戻されます。 ところが何らかの原因により腎臓が正しく機能していないと、たんぱく質が大量にろ過されてしまったり、体内に戻されるはずのたんぱく質が尿の中に混じって排出されてしまいます。 これが尿にたんぱくが出る原因です。