後鼻漏の中の成分がのどの粘膜を傷めることがあり、後鼻漏が原因で咽頭痛や咽頭違和感が起こることもあります。 また後鼻漏の粘り気が強いと、これがのどに下りて痰のようにからむ場合がよくあります。 加齢などによる嚥下機能の低下も加わると、痰(後鼻漏)が嚥下できずに咽頭に残り、咽頭違和感が強くなることがあります。
後鼻漏 どんな?
後鼻漏とは、鼻汁が口腔や咽頭、喉頭へ流れ落ちておりこのため患者さんが『鼻腔の後方に何かあるのだが、鼻をかんでも、痰を出そうとしても除去できない。』 といった状態を表します。 鼻汁は鼻粘膜の鼻腺、副鼻腔粘膜の鼻腺、涙腺などの分泌腺からの分泌液が混ざって出来ています。
鼻の奥 違和感 何かある?
主な原因は細菌・ウイルス感染ですが、ほかにも副鼻腔炎(蓄膿症)や後鼻漏(鼻水が喉に流れる)も原因となります。 喉の痛み、鼻の奥の違和感、後鼻漏(鼻水が喉に流れる)、痰が絡むなどの症状がある場合、上咽頭炎が起きている可能性があります。
なぜ後鼻漏になる?
花粉やハウスダストなどの原因物質(アレルゲン)が鼻に入ることでアレルギー反応が起こり、鼻水が増えて後鼻漏が起こります。
後鼻漏は何科?
また、「嚥下障害」の関連が疑わしい場合は、積極的に嚥下内視鏡検査や頚部/頭部の画像診断が行われるでしょう。 いずれにしても、後鼻漏(「真性後鼻漏})以上に、耳鼻咽喉科専門医の元での精査が必要となります。