病気やケガによる歯のグラつきは、ご自身では治せません。 「大人の歯がグラグラしている」と感じたら歯医者に行きましょう。 ぶつけた後に多少グラグラする程度であれば、数日様子をみて快方に向かう場合もありますが、症状によっては早急に治療が必要な場合もあります。 歯を失う恐れもあるので、放置しないようにしましょう。
歯がぐらつく どうする?
歯の周辺の骨が3分の1まで溶けてしまい、歯のグラつきが大きくなっている場合は、隣接する健康な歯と連結する方法があります。 奥歯の場合は、噛んだ時の圧力が大きいのでしっかりと繋ぐため、連結されたクラウンをかぶせて永久固定を行います。 前歯の場合は、接着剤などで暫冠固定を行います。
歯がグラグラ どれくらいで抜ける?
乳歯が揺れ始めて自然に抜けるまでには数ヶ月かかることがあります。 抜歯後、出血した場合は抜けた箇所に清潔なガーゼを5分ほど噛むと止血を行うことができます。
歯がぐらつく なぜ?
歯並びの乱れや歯の欠け、欠損、歯ぎしりやくいしばりなどによって一部の歯にだけ偏った力がかかっていると、咀嚼(そしゃく)時のクッションになっている歯根膜がダメージを受けます。 その結果、歯を支えられなくなりグラグラしてくることがあります。
歯周病は何歳から?
いつも口の中が汚れている子どもたちは、5歳前後から歯肉炎が徐々に始まり、歯周病がじわじわ起きてきます。 厚生労働省の歯科疾患実態調査(昭和62年、旧厚生省公表)によると5~14歳で33%の小中学生の3人に1人が歯肉炎・歯周病にかかっています。