「嚥下(えんげ)障害」とは、食べ物を上手に飲み込めない状態のことです。 嚥下障害があると、食事に苦労がつきまとうため、食べる楽しみが減ってしまいます。 それだけではなく、そのまま放っておくと命を脅かす病気を招くこともあります。
嚥下障害 何故?
脳血管障害(脳梗塞・脳出血など)による麻痺や、神経・筋疾患、また加齢による筋力の低下などが主な原因です。
嚥下障害 どんな?
どんな症状ですか? その方の状態によって症状は様々です。 食べるとむせる、形があるものをかんで飲み込めない、食事に時間がかかる、食べると疲れる、食後に痰が出る、食事を摂ると声が変わる、食べ物が口からこぼれる、飲み込んでも食物が口の中に残る、食べ物がつかえる、などで嚥下障害があることに気がつくことがあります。
嚥下障害は何科を受診?
嚥下障害が疑われる場合には、かかりつけ医がいればまずその先生に相談し、必要に応じて耳鼻咽喉科への紹介を受けて下さい。 耳鼻咽喉科を直接受診して頂いても良いでしょう。
嚥下障害 どうなる?
嚥下障害により上手く飲み込めないことが理由で食事が進まず、栄養不良や脱水状態になることもあります。 また、食べ物がのどに詰まって窒息する恐れや誤嚥性肺炎を引き起こす可能性もあるため嚥下障害には注意が必要なのです。