治療をしないとどうなるの? 喘息の症状(炎症)が起こると、気道はその炎症を修復し元に戻ろうとします。 症状が軽ければ治療をしなくても元に戻る場合もありますが、発作を繰り返すうちに完全には元に戻らなくなり、気道炎症を起こした狭い状態のまま悪化してしまいます。
喘息 治らない なぜ?
なかなかよくならない ぜん息は、高血圧症や糖尿病と同じように慢性疾患(長期にわたって付き合っていく必要がある病気)です。 とくに成人ぜん息は、非アトピー型が多いことやぜん息悪化の要因が小児よりも多いため、ほぼ治らないといわれています。 また、気管支の「リモデリング」が起こりやすいことも大きな要因です。
咳喘息はどのくらいで治りますか?
治療を開始すると咳は速やかに改善します。 早い方ですと1回目の吸入した直後から、遅くとも5日以内に「かなり良くなった」と実感され、2〜4週間治療を続けると「もう治った(みたい)、薬はいらない」程度まで改善します。 しかし、その時点で薬を止めてしまうと咳喘息が再発する方が少なくありません。
咳喘息は何科を受診?
呼吸器内科、アレルギー内科に相談してください。
喘息の咳ってどんなの?
咳喘息は、喘鳴(ゼイゼイ、ヒューヒュー)や呼吸困難を伴わず、乾性咳嗽(痰があまり絡まない咳)を唯一の症状とする喘息の一種とされています。 病的な咳は、続いている期間によって3種類に分けられます。 急性咳嗽には、風邪などのウイルス感染や、気管支炎などがあります。
咳喘息を疑う症状は何ですか?
① 喘鳴を伴なわい咳が少なくとも3週間以上続き喘鳴を伴わないこと ②気管支拡張剤が有効で、気管支拡張剤の投与で咳が軽快すること、が咳喘息を疑う症状になります。 ただし初発の咳喘息の場合、咳が始まってから一週間以内に医療機関を受診することも多いため咳の持続する期間だけで診断することは難しい場合もあります。 検査では、末梢血の好酸球という白血球が増加している、呼気中一酸化窒素が増加している、喀痰の好酸球が増加していることが診断の参考になります。 これらの検査と上記の臨床像とを合わせて診断します。 また咳をきたす疾患はたくさんあるので、他の病気を否定していくために呼吸機能検査や胸のレントゲン写真を通常とることが多いです。
咳喘息を放置しておくとどうなりますか?
咳喘息を放置しておくと約 3 割のケースで喘息に進行すると報告されており、咳喘息に対してはただ咳をしずめるだけでなく、予防的な治療と生活改善がすすめられています。 咳喘息は移る病気? 咳が続いていると、「周囲の人にうつしてしまうのでは?
咳喘息には抗生物質は効きますか?
咳中枢の働きを抑えますが、咳喘息には殆ど効きません。 一方、呼吸の抑制・眠気・フラツキ・吐き気・便秘などの副作用があるため、呼吸器内科では処方しません。 抗生物質は効きますか?
咳喘息と気管支喘息の違いは何ですか?
咳喘息は喘鳴(ゼイゼイいうこと)や息苦しさを伴わず、咳だけを唯一の症状とする病気です。 日本では慢性の咳の原因としては最も頻度が高く、日常診療でもよく遭遇する病気です。 咳喘息と 気管支喘息 はどこが違うのですかとよく質問を受けますが、非常に大雑把に言えば、気管支が細くなって息が苦しくなりゼイゼイといい、時に重篤な病態になるのが 気管支喘息 、反対に気管支がそれほど細くならず喘鳴がなく咳だけの場合は咳喘息です。 咳喘息で起こる咳は、通常寝る前から早朝にかけて悪化することが多いです。 特に寝る前に布団に入ってしばらくすると、あるいは早朝から起床後に咳が出てくる場合が典型的です。 通常、咳は痰を伴わないか、あるとしても少量の場合が多く白色をしています。